どうも jeieici です。
今回は、「フランダースの犬」のモデルになったといわれている犬種「ブービエ・デ・フランダース」の歴史と特徴についてお伝えします。
突然ですが本題に入る前にブービエ・デ・フランダースにまつわるクイズを出題します。
「フランダースの犬」のパトラッシュと容姿が全く違うのはなぜでしょう?
答えは本記事内にありますのでぜひご覧くださいね。
ブービエ・デ・フランダースの特徴
原産地:ベルギー/フランス
原地名:ブビエー・デ・フランドル/Bouvier des Flandres
体 高:オスが62~68cm、メスが59~65cm
体 重:オスが35~40kg、メスが27~35kg
カラー:グレー、グレーブリンドル、ブラック

長さ約6cmで粗く硬いモコモコした毛並みが特徴的です。以前は断尾が行われていましたが、ヨーロッパの多くの国で断尾を禁じています。大きな見た目ですが、機動力があり、何キロも走ることのできる体力もあります。落ち着いた性格の中に活発な性格をあわせもっています。そのため、軍用犬やドッグスポーツでも才能を活かし活躍することができます。
ブービエ・デ・フランダースの歴史
「ブービエ」とは、フランス語で牛や羊などの家畜を追う犬の総称のことをいいます。ブービエ・デ・フランダースはベルギーとフランスのフランドル地方で家畜を追っていた牧畜犬でした。また、ミルクの缶を運ぶ荷車犬としても活躍していたそうです。あの「フランダースの犬」でもミルク缶を運ぶ犬として描かれていました。
ブービエ・デ・フランダースはその名前からわかるように「フランダースの犬」のモデルになった犬種といわれています。パトラッシュと全く見た目が違うのは、パトラッシュを日本で馴染みやすくするためにセント・バーナードや和犬を参考にデザインされたからのようです。
16世紀頃にスペインから持ち込まれた犬が起源といわれており、アイリッシュ・ウルフハウンドやシェパード、ブリアード、シュナウザーなどの血を受け継いでいるともいわれています。
1900年代初め、ヨーロッパではドッグショーが盛んな時代に入りました。1910年にブービエ・デ・フランダースは「家畜追いの犬」として、ブリュッセルのドッグショーで初めて紹介され、1912年に犬種として登録されました。それまでは牧畜犬として活躍していたブービエ・デ・フランダースですが、この事をきっかけに作業犬以外でも注目されることとなります。
第一次大戦時は、負傷した軍人を探し報告するメッセンジャーとして活躍していましたが、その結果、多くのブービエ・デ・フランダースの命が失われてしまったようです。

ブービエ・デ・フランダースのまとめ
ブービエ・デ・フランダースについてまとめると下記の通りです。
- 牧畜犬として活躍していた
- フランダースの犬のモデル
以上でブービエ・デ・フランダースについてお伝えしました。
他にもいろんな犬種について紹介していますので興味ありましたらご覧ください。
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