どうも jeieici です。
今回はセントバーナードの歴史、特徴、性格、英雄バリーについてお伝えします。
突然ですが本題に入る前にセントバーナードにまつわるクイズを出題します。
アルプスで18世紀中頃から150年もの間にセントバーナードにより救助された遭難者の数は何人いるでしょう?
答えは本記事内にありますのでぜひご覧くださいね。
セントバーナードの特徴
出身地:スイス
原地名:セント・バーナーズフント(St.Bernhardshund)
体高:オスが70~90cm、メスが65~80cm
セントバーナードの性格
のんびりとした優しい性格の持ち主です。自分自身で判断できる力があり、与えられたお仕事をこなします。
幼犬のときは多少やんちゃな一面がありますが、成犬になるにつれ、落ち着いた性格になります。意外にも甘えん坊な性格が愛らしいです。

セントバーナードの歴史
セントバーナードを育んだ聖ベルナール(Saint Bernard)僧院を英語読みしたものが名前に由来しているといわれています。
聖ベルナール僧院はスイスとイタリアの国境付近のアルプス山脈の峠、グラン・サン・ベルナール峠にあった僧院です。
17世紀中頃、名前の由来となる聖ベルナール僧院が番犬として飼い始めた犬種が、セントバーナードの基礎犬といわれています。
その後、僧院の救護所がその犬たちの力を借り、アルプスで遭難した人々を救助していました。
18世紀中頃から150年もの間にこの犬たちにより救助された人の数は、なんと2000人を超えるといわれています。
英雄バリー
セントバーナードが有名になるきっかけとなったバリー(1800~1814年)という犬がいました。
こちらのバリーは山岳救助犬として、40人以上の人命を救ったといわれています。
洞窟で遭難し凍死しかけた少年を自身の体温で温めた後、聖ベルナール僧院まで運び、命を救ったといわれています。
有名な話で40人の命を救い、41人目となるはずの兵士を救助しようとするが、その兵士にオオカミと間違われ銃剣で致命傷を負わされ絶命したとされている。
しかし、この話は真実ではないようです。
1814年、聖ベルナール僧院からスイスの首都ベルンに移され、そこで静かに息を引き取ったそうです。
セントバーナードの基礎犬となったといわれているバリーは、現在のセントバーナードに比べ小柄でした。
体高は60~65cm、体重は40~45kg程度だったといわれています。
セントバーナードと樽

山岳救助の際にセントバーナードが首から下げている樽の中にはラム酒やブランデーなどのアルコール度数の高いお酒が入っています。
このお酒を飲ますことにより遭難者の冷え切った体温を温める役割があります。
セントバーナードのまとめ
セントバーナードについてまとめると下記のとおりです。
- 山岳救助犬として活躍
- 有名になるきっかけは英雄バリーの功績
- 首から下げている樽の中はお酒

以上でセントバーナードについてお伝えしました。
他にもいろんな犬種について紹介していますので興味ありましたらご覧ください。
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