どうも jeieici です。
今回は、日本犬の中で一番小さい犬である柴犬の名前の由来や歴史、特徴についてお伝えします。
柴犬の特徴
原産地:日本
原地名:柴、Shiba
別 名:柴犬、Shiba-inu、Shiba-ken
体 高:オスが40cm前後、メスが37cm前後
カラー:赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻
クルッと巻いた白い尻尾が特徴的ですね。
その中でも体高30cm未満の小さな柴犬は「豆柴」と呼ばれています。
豆柴は小さい柴犬を表す言葉であって、正式なものではないようです。
柴犬の名前の由来
柴犬の名前の由来は諸説あります。その中で代表的な説として下記の3つがあります。
- 柴藪を上手にくぐり抜けながら猟を行っていたことから由来
- 柴犬の赤褐色の毛色が枯れ柴に似ていることから由来
- 「柴」という言葉が古語で「小さい」という意味をもつことから由来

日本犬には、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、土佐犬、そして柴犬の合計7種類います。
その中で唯一、柴犬の名前だけが地名がついていないのには下記のような理由があります。
- 日本各地に地域固有の地柴が存在していたため分布エリアが広いこと
- 絶滅回避のために各地の柴犬を交配に用いたこと
地柴には、信州柴犬(長野県)、美濃柴犬(岐阜県)、山陰柴犬(山陰地方)の3種類がいます。
柴犬の歴史
柴犬の歴史はかなり古く、その祖先となる犬は原始時代にまでさかのぼり、日本の南より入ってきたといわれています。
縄文時代の遺跡からは、柴犬の祖先といわれている縄文犬の骨が発掘されています。
当時は体高45cmほどあったといわれ、現在の柴犬よりも少し大きな体をしていたようです。
そこから長い年月の間、柴犬は純血種として歴史を歩んできたようです。

しかし明治時代に入ると文明開化のあおりもあり、海外から様々な種類の洋犬が入ってきました。
そして大正時代と進むにつれその数はますます増え、洋犬と日本犬との雑種も増えていきました。
その影響で柴犬をはじめとすると日本犬の数は次第に減っていくこととなります。
それに危惧した人たちが日本犬の純血種を守るため、1928年に「日本犬保存会」を創設、
1936年には柴犬は国の天然記念物に指定されました。
ですが、その後の戦争やジステンパーという伝染病の流行の影響でさらに数を減らすこととなります。
いくつもの困難に直面しましたが、柴犬を守ろうとすると人々の努力の甲斐あって絶滅の危機から脱することができました。
柴犬のまとめ
柴犬についてまとめると下記のとおりです。
- 日本犬の中で一番小さい
- 日本犬の中で唯一、名前に地名がついていない
- 豆柴は正式ななものではない

以上で柴犬についてお伝えしました。
他にもいろいろな犬種の紹介をしていますので、興味ありましたらご覧ください。
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